ジィ、物忘れ外来へ行く①

ちゃんとした専門医に診てもらわな・・と思い、昨年予約しておいた物忘れ外来、いよいよ当日。

受付を終え、こじんまりした面接室に通されると、ケースワーカーに過去から現在までのアレコレを事細かく聞かれまくる。

が、なにせ自由気ままに生きて来たジィ。その複雑な経歴を聞きながら電子カルテへまとめるのも一苦労、かなりテンパってる様子。エンターキーにも力が入る。

ひと通り「取り調べ」を終え、本題である認知症の検査へ。

5年前にジィを引き取った際にも認知症の検査に立ち会っているが、こんな細かいテストだったかな?驚いてしまった。

テストが終わるとジィだけが面接室を出され、そして、私だけにテストの結果を説明してくれた。

ケースワーカー:「このあと医師の診察がありますが、この点数だと認知症に間違いないと思います。」

私「ですょね。」

ケースワーカー: 「介護申請されては?」

私「そうします。」

そしてケースワーカーに今までを労うかのような言葉を頂く。患者だけでなく家族にも寄り添ってくれようとするその姿勢。なんだかな、グッとくる。

深々と頭を下げて面接室を後にした。

ジィ、物忘れ外来へ行く②

親切な医師で、とても丁寧に時間をかけて診てくれた。それもその筈、初診の場合は1時間あまり予約枠を取っているとのこと。ありがたい限りである。

そして医師の診断は・・・

やはり認知症

おそらくだいぶ前から症状があったのでは?ということで、次回、MRI検査の予約をして終了となった。

病院を出たところでジィが仕切りに「良い病院だよなぁ。落ち着く。みんな良い人だなぁ。良い病院だなぁ。」を連発。大絶賛である。

家に帰ってバァにその旨を報告すると、

バァ:「そのまま病院に置いてくればよかったのに(笑」

私:(^^;

笑うしかない。